2014/03/04

「EM技術交流会」のご案内

暫くぶりの投稿です。

水田の再生はうまく行っておりましたが、記録が追い付かず報告が等閑になりました。

お詫び申し上げます。

 

さて、発災から年間の水田再生の内容を、下記の「EM技術交流会」にて報告致します。

(詳細はこのリンクからも確認できます)

 

http://farmin.jp/pages/emticket/emticket1.html

 

http://www.emro.co.jp/topics/detail.php?srcid=1656

 

比嘉照夫教授の講演と共に、被災地でのEM技術活用の事例発表を行います。

災害に対して多面的な活躍をした「EM技術」を詳しく知ることができます。

 

今後の災害に対する備えとしても、大変参考になると思います。

是非ご参加下さい!

 

2012/06/17

被災水田再生(報告3)

6月現在の田んぼの状況です。
 
5月中は予想以上に雨が多く、日照時間が少なくて心配しましたが、1000リットルタンクのEMは無事に培養完了。
この培養が出来るまでは、築館の平野さんからEM活性液(約1000リットル)を供給して頂き、水田へ投入しました。
PH3,5、まあ及第点(6月4日)
 
5月18日に田植えを終え、順調に生育中のイネたち(6月16日現在)
面積は八反歩(2400坪、約7920�)
 
除草剤を使用しないので、部分的に雑草が発生中
 
雑草が伸びないうちに踏み付けて泥の中へ、手間がかかります
 
海水が入った昨年からEMを使用し、今年は二年目。水田の泥が柔らかくなったそうです。
子供の頃、田植えを手伝った(邪魔した?)ことがあります。あの頃の田んぼは嵌まって動けなくなる程、もっとぬかるんだ記憶があります。今は作業効率が優先されて、浅い泥の水田なっていますが。微生物は働き者。水田の土壌も耕しています。
 
梅雨に入り、病害虫も増えます。次回はその予防や対処を報告できれば・・・つづく

2012/05/24

東京散歩〜金環日食に思う

今回は活動と殆ど関係のないお話です。
 
5月21日、金環日食の日。たまたま用事で東京へ行く日と重なった為、光のワッカを見ることが出来ました!
折角なので撮影しました↓
曇ったアクリル板越しにデジカメで撮影(良い子はまねしないでね!)
雲で光がブレていまいち
指輪の様なおひさま(欠け気味)
こちらは月食 画像があったので載せておきます(平成23年12月20日)
撮影は学生時代にお世話になった神田神社の境内から
 
平安時代には穢れとして忌み嫌われた日食、現在では天体ショーの他に社会変革の兆しと捉えられることもあります。
良い意味での変革となるようお日様に祈ると共に、変革者たらんとする気概を新たにしました。
 
地域活性化には「よそ者」「ばか者」「若者」を活用すべしとよく言われています。復興にもまた然りでしょう。
幸い私は「よそ者」以外は該当すると自負しています。復興支援に来ていただいた「よそ者」の方々は素晴らしい人が多かったですね。
「よそ者」大歓迎!きれいな女性はなお歓迎!宮城県にきてけらいん〜
 
変革者と言えば、神田神社の御祭神「平将門命」を抜きには語れないでしょう。
東京へ来た折には神田神社と将門塚をお参りしています。
皇居の近く、大手町の真ん中にひっそりと鎮座されています
私の心のアニキ「将門公」について書かれています
変革者の最後は大抵悲劇です・・・が、死後千年以上も多くの人々に影響をあたえています
「弱気を助け〜江戸っ子の気風」のくだりが良いですね
 ビルの谷間の不思議空間 
 
現代の変革者、EMの比嘉照夫教授も素晴らしい変人です。お賢い学者先生やハイブラウな方々から散々攻撃されても、決して屈しない姿勢に大いに共感。
「想定内」の問題処理に優れた人々の作った社会の虚構、停滞を招くそれを打ち破る「ばか者」の需要は日に日に高まっています。
 
最後にEMで河川浄化が行われている(http://www.chiyoda-suika.or.jp/index.html)神田川に寄ってみました。
神田橋からみた神田川 高速道路は老朽化でメンテナンスも大変でしょう
川底が見えますね(透明度が上がったのかしら?)
こちらは聖橋 学生の頃に渋谷の大学へ通うのに毎日通りました(15、6年前)
やはり川底がみえますね あの頃に比べてきれいになったと感じます
 
約1年ぶりに来た東京ですが、空気が変わった気がします。ねっとりした場の「氣」が澄んできたように感じますがなぜでしょう?
変化の流れは、ゆく川の流れとともに絶えずして・・・ つづく

2012/05/22

被災水田再生(報告2)

気温も上がってきました。今回は田植え前の報告です。
5月14日。EM活性液二次培養用に使う1000リットルタンク1基を中里川から移動し、千葉宅の敷地内に設置しました。
濁った中里川(大街道付近)・・・強い降雨後のせいかな?
 
農業用資材(EMもあります)を扱う「グリーンサム(http://www.miyaginet.com/green/)」さんから
木製のパレットを無償で頂きました ありがとうございます
 
軽トラックで移動、パレットを敷きタンクを設置
(左:千葉万里子さん 右:三浦雄子さん)
 
仕込みは白糖、自然塩、EMボカシ(洗濯ネットに入れる)、EM活性液、水を入れて密封
 
千葉家の水田、前日に代掻き完了
 
コンクリートで固められていない水路
懐かしく趣があるな〜と思うが、手入れは相当大変らしい
 
周囲の水田は概ね田植えを終えていました。塩害はEMなしの田でもほぼ克服したようです。
川を媒介した津波なので、比較的軽く済んだのかもしれません。
 
後は、「厳しくなった放射性物質の基準値」をクリアできるかが農家の懸念でしょう。
EM栽培ではその心配は要らないうえ、良質の米が出来ます。今年も楽しみです。 つづく

2012/05/18

被災水田再生(報告1)

今災害の被災地において、農地の多くは低地にあり、津波は広く田畑にも達しました。
農地に残った瓦礫、汚泥、塩害はもちろん、施設・機材の損壊など、再興にはあまりに重い被害となりました。
 
そんな中、決してあきらめない農家の方々もおりました。仙台市蒲生の鈴木有機農園(http://suzuki-yuukinouen.blog.ocn.ne.jp/)の鈴木英俊さんの取り組みは多くのメディアに取り上げられましたが、石巻市井内でも千葉万里子さんの水田にてEMを使用し、見事に良質の米を収穫することができました(私の神社にも奉納して下さいました)。
昨年、見学させていただいた鈴木有機農園(8月20日)↓  
津波の入った水田、EMにより無事に成長中(穂が出ています)
灌漑設備が破壊された為、U−ネットの災害復興支援で井戸を掘り、田へ送水
EM活性液を常設タンクにて無料配布中(災害復興支援)
 
石巻市の千葉さんの水田は北上川を逆流した津波を被りましたが、「U−ネット」の災害復興支援を受けてEMを使用し、見事に収穫することができました。
昨年は平野勝洋さんや当会の三浦雄子会員の協力により進めましたが、今年は資材培養などで私も参加します(前回は手が回らずゴメンナサイ)。
 
よって、水田の経過はこのブログにて報告を続けます(出来るだけこまめに努力します)。
 
昨年収穫した千葉さんの米(美味しかったです)、MRA(磁気共鳴分析装置のほう)の測定でも高い数値でした

2012/05/17

ダンゴコミュニケーション

せっけん作りで思い出した、過去の活動報告です。
 
○平成23年10月20日
 
秋晴れの爽やかな日、「街の駅おちゃっこ」にてEM土団子作りを行いました。
おちゃっこに来た方々に手伝って頂き、1000個以上のダンゴができました。ありがとうございます。
ダンゴは河川の浄化資材として活用しました(現在、まだ少し在庫あり)。
手で混ぜるのが面倒なので、文明の利器を使用
 
雑談しながら土ダンゴにぎり、共同作業を楽しみました
 
人手が多いおかげで昼前に完成
 
昼食をご馳走になりました
 
鍋を完食、残り汁でうどんを頂きました
 
手づくりの釜、いろいろ焼けるそうです
 
被災地域でも、のどかな風景
 
ダンゴ発酵中、いい感じです
 
「街の駅おちゃっこ」は既に閉鎖しましたので、今年は仮設住宅団地でダンゴ作りを行う予定です。
土いじりは人間の原始的な琴線に触れるように感じます。現代人はもっと土にさわってストレスを緩和しましょう。
ダンゴ作りでコミュニケーションの機会提供、気温も上がってきたのでそろそろできるかな〜
 
つづく

2012/05/13

せっけん作りin大橋仮設団地

5月10日 U−ネットの小林さんと安斎さんと共に、石巻市大橋地区の仮設団地内にある集会場にて、食廃油を利用したEMせっけん作りを行いました。参加者は仮設住宅の住民の方々20名ほど、皆さん女性でした。
津波で亡くなられた私のEMの師、相澤さんの奥さんがここに住んでいますので、ご協力頂き今回の運びとなりました。
(EM廃油せっけんの作り方は、EM研究機構HPを参照 → http://www.emro.co.jp/download.html
仮設住宅の集会場
 
大橋は500戸以上の仮設住宅地です
 
集会場内部、外観より広く感じます
 
今日の講師は安斎かずえさん、彼女の作る高品質のEM石鹸には仲間内でも定評があります
 
米のとぎ汁EM発酵液と苛性ソーダを混ぜ合わせ(換気を十分に!)
 
次に42℃程度まで冷やす(保冷材と水を入れたバケツを利用)
 
食廃油に少しずつ注いで混ぜ合わせ、後はひたすら掻き混ぜる
今回は40分以上、お疲れ様でした
 
牛乳パックに入れて・・・
 
口を留め、新聞紙で包んで仕込み完了、2〜3日後に開封して切り分け、1ヶ月ほど乾燥の後に完成
 
住民の男性が様子見に来た折、クジラの油で石鹸を作った話を聞きました(どんなニオイか気になる)。おそらく場所はかつて捕鯨で栄えた鮎川だと思いますが、今災害では甚大な被害を受けています。
 
今回は男性の参加者がいないのが残念。災害後の不便な生活でも女性は逞しいですね。
 
仮設住宅は抽選で入居が決まるため、被災以前の地域にあったご近所付き合いも疎遠になってしまいます。その反面、新たな交流の機会でもあります。
そのコミュニケーションの機会を提供する意味でも、様々な催しが多くあることは意義深いですね。また何か行いましょう!
 
つづく